みなと学園、WASC認定を取得しました!

このたび、みなと学園はWASC(Western Association of Schools and Colleges)より正式な認定を受けることができました。この嬉しいご報告ができるのも、日頃より私たちの教育活動を温かく見守り、支えてくださっている保護者の皆さま、そして情熱を持って日々子どもたちと向き合ってくださっている教職員の皆さまのおかげです。心より感謝申し上げます。
WASCとは? ~国際的に認められた教育機関の証~
WASC(Western Association of Schools and Colleges/西部学校大学協会)は、アメリカ合衆国を本部とする世界的に権威ある認定機関の一つで、主にアメリカ西部やアジア太平洋地域の教育機関を対象に、教育の質と継続的な改善体制が整っているかどうかを厳しく審査し、認定を行っています。
このWASCの認定を受けるには、単に「良い学校であること」だけでは不十分です。求められるのは、以下のような包括的で高度な水準の達成です:
- 生徒一人ひとりの学びを深めるカリキュラム設計と実践力
- 教育の成果を把握し、改善を繰り返す自己評価システム
- 教職員間の組織的な連携と専門性の向上
- 保護者や地域社会との信頼関係と協働体制
- 長期的な視点での学校経営とビジョンの明確さ
つまり、WASCの認定は単なる“ラベル”ではなく、学校全体の姿勢・文化・仕組みが国際的な基準に達していることを示す重要な証なのです。
世界中にはWASC認定を目指す学校が多数ありますが、その取得率は決して高くありません。準備から実地審査、改善報告に至るまで、2〜3年かけて組織的な努力が求められ、すべての段階で真摯な自己分析と具体的な行動が必要とされます。
そのため、今回みなと学園が認定を取得できたということは、本校が「世界に通用する教育環境を提供している」ことの客観的な証明であり、生徒の皆さんにとっても、将来の進学・海外との接続において大きな信頼と安心をもたらすものです。
認定取得までの歩み
今回の認定取得にあたり、校内では1年以上にわたる計画的かつ粘り強い準備が進められてきました。
関校長先生は、学校全体の方向性や教育理念を明確に打ち出しながら、WASC訪問団との面談でも、みなと学園の教育の魅力と、現状の課題に向き合う真摯な姿勢について熱意を込めて語ってくださいました。
また、教職員の皆さんの献身的な取り組みなくして、この成果は成し得なかったと断言できます。通常の授業や校務の合間を縫って、放課後や週末にも自主的に集まり、ミーティングや資料作成、授業実践の振り返り、学校評価の分析、教室掲示や環境整備など、膨大な作業に一つひとつ丁寧に取り組んでくださいました。その姿には、子どもたちの学びを第一に考える誇りと責任感があふれていました。
そして中でも、特に大きな役割を担い、率先して多くの教職員をまとめ、献身的に協力してくださった先生がいらっしゃいます。その先生は、実務面からチームの士気まで細やかに支え、困難な場面でも笑顔で背中を押してくださる存在でした。その尽力はまさに「WASC認定の立役者」と言っても過言ではなく、心からの敬意と感謝を捧げたいと思います。
このように、教職員が心を一つにして力を尽くしたからこそ、今回の高い評価につながりました。まさに「チームみなと」として、教育の質と学校の未来を自ら築き上げた日々だったと、改めて強く感じています。
保護者の皆さまへ
そして忘れてはならないのが、保護者の皆さまの温かいご理解とご協力です。
日々の学校運営へのご協力により、私たちは“家庭と学校がともに子どもを育てる”という大切な関係を改めて感じました。
皆さまのお力添えなくして、今回のWASC認定は達成できませんでした。みなと学園の教育は、教職員と保護者、そして地域の皆さまの絆によって支えられているのだと、私たちは誇りを持って言えます。
これからの一歩
WASCの認定取得は、決して終着点ではありません。これは、みなと学園が国際基準の教育を継続的に追求し、子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばし続けていく決意の証でもあります。
今後も、子どもたちが「学ぶ喜び」と「生きる力」を育む場となるよう、学校全体で力を合わせて進んでまいります。引き続き、温かいご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。