心を整え、文字と向き合う時間 ― 中学部2学年 書道体験 ―

みなさん、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

12月20日、今年度最後の授業日に書道体験を行いました。
1組・2組ともにそれぞれ12名ほどの少人数での実施となりましたが、その分、一人ひとりが落ち着いて、じっくりと書に向き合う、密度の濃い時間となりました。

今回の書道体験では、校長先生がご指導を担当してくださいました。


書き始める前に行った「10秒間の呼吸を整える時間」。

ほんの短いひとときでしたが、不思議と空気がすっと静まり、生徒たちだけでなく、見守る教職員の心までも落ち着いていくのを感じたと、中学2年生の主任の先生は話します。
また、校長先生が一人ひとりにかける言葉は、どれも温かく、的確で、授業づくりの面でも大変参考になるものばかりでした。

今回取り組んだ文字は、学年の先生方が選んだ『天地』。


文字に込められた意味や、書くときに大切にしたいポイントについて丁寧な説明があり、その後、黙想をしてから書き始めました。

中学2年生の生徒たちは、教師の話を真剣に聞く姿勢が自然と身についているようでした。

その姿に、「こちらもしっかりと授業をしなければ」と、改めて背筋が伸びる思いがする、と主任の先生は語ります。

1枚目、2枚目と書き進めるごとに、文字の形や筆運びが明らかに変わっていく様子が見られ、生徒たち自身もその成長を実感しているようでした。

さらに半紙に入ってからの集中力は目を見張るものがあり、短い時間の中でも確かな上達が感じられた瞬間となりました。

最終的には、3枚書き上げた半紙の中から、自分が一番気に入った1枚を選び、黒い用紙に貼って仕上げました。どの作品にも、それぞれの生徒が真剣に向き合った時間と気持ちが表れていました。

「全員一緒に、もっと長い時間授業をともにしたい」
そう感じるほど、学びの深い、充実した書道体験となりました。

中学部での書道体験は、これで一区切りとなりますが、ここで培った「心を整えること」「集中して物事に向き合う姿勢」は、これからの学びや生活の中でも、きっと生きていくことでしょう。