🌱“なんで?”が“楽しい!”に変わる瞬間を大切に
―18年・12年、みなと学園で教え続ける先生たちに聞きました。

みなと学園には、理科を専門に担当する「理科専科」の先生がいます。
理科の授業では、教科書を読むだけではなく、実際に実験をしたり、植物を育てたり、観察をしたりしながら、子どもたちが“体験を通して学ぶ”ことを大切にしています🌱
今回は、そんな理科専科を支えてくださっている A先生・B先生 にお話を伺いました。
なんと、A先生は通算18年勤務、B先生は12年勤務!
長年みなと学園で子どもたちと向き合い続けてこられたお二人です。
🌱 長く続けられる理由
どちらの先生も、担任のクラスを持ったり、理科専科を担当したりしながら、長年みなと学園で教壇に立ち続けています。
A先生は通算18年、B先生は12年。今回は、お二人に「長くみなと学園で教え続けている理由」についてお話を伺いました。
そうお聞きすると、お二人ともまず口にされたのは、“子どもたちの成長を見ることの喜び”でした。
「子どもたちの成長を感じられることが、やっぱり一番のやりがいです。」
そしてもう一つ、お二人が共通して話してくださったのが、“みなと学園の先生たちの温かさ”でした。
「先生同士が本当にいい仲間なんです。」
「みんな、それぞれ工夫しながら一生懸命やっています。」
「先生同士がいいんですよね。どの先生も、みんなとても一生懸命ですよね。」とA先生が言うと、
B先生も「生徒たちのために色々なことをよく考えてますよね。」と続けます。
「表には見えないところで、みんなかなり工夫しているんですよね。PCが得意な先生は映像とか教材をすごくきれいに作るし、逆に手作業が得意な先生は、手書きや手作りで温かい教材を作ったり。」とA先生。
「みんな、それぞれ得意なことを活かしてるよね。」
お互いの話に自然と「そうそう」と共感し合う姿から、職員同士の温かい関係が伝わってきました。


🧪 限られた時間の中での理科授業
補習校であるみなと学園では、週に一度という限られた時間の中で、日本の学校と同じ範囲を学習していきます。
その難しさについて、A先生はこう話してくださいました。
「時間が限られている中で、日本の全日制の学校と同じ範囲を教えなければならないことですね。」
するとB先生が、
「だからこそ、“理科って楽しい”って思ってもらえることを大事にしたいんです。」
と続けます。
「実験や観察を実際にして、触れて、少しでも楽しくできるように心がけています。」
「やっぱり実際に見ると違いますよね。」とB先生。
実際に目で見て、手で触れて、変化を感じる。
その体験があるからこそ、子どもたちの「なんで?」「すごい!」につながっていくのだそうです✨


🌸 子どもたちの頑張りをそばで見て
平日は現地校に通い、土曜日にはみなと学園で日本語や日本文化を学ぶ子どもたち。
その姿をどう感じていますか?という質問に、A先生は優しく笑いながらこう話してくださいました。
「本当によく頑張っていると思います。」
そして、A先生ご自身もお子さんをみなと学園に通わせていた保護者の一人。
「本当は土曜日、遊びたい、ゆっくりしたい気持ちもあると思うんです。でも、文句を言いながらでもちゃんと来て、ちゃんと頑張る。本当にかわいいなと思います。親御さんも頑張っていますよね。」
「本当にみんなよく頑張っています。」とB先生。
子どもたちだけでなく、それを支えるご家庭への感謝の気持ちも、お二人の言葉から自然と伝わってきました。


💬 卒業生との再会
長年勤務されているお二人には、卒業生との思い出もたくさんあります。
A先生は、以前教えていた生徒と日系スーパーで偶然再会したことがあったそうです。
「“A先生!”って声をかけられて。でも、すごく大きくなってたんですよね。最初わからなかった(笑)」とA先生。
「名前を聞いて、“えっ、あの子!?”って。」
B先生も、
「私は運動会ですね。大きくなった卒業生が声をかけてくれて。」
「卒業しても覚えていてくれるの、嬉しいよね。」とA先生。
「うん、本当に。」
お二人とも、どこか嬉しそうに微笑みながら話してくださいました。
✨ 「感動した瞬間」は日常の中に
「これは感動した!」というエピソードを伺うと、A先生はこんなお話をしてくださいました。
「先生に言われなくても、ホワイトボードを消してくれている子どもたちがいるんです。」
特別なことではないかもしれません。
けれど、“誰かのために自然に動ける”姿に、子どもたちの優しさや成長を感じるのだそうです。
🌈 みなと学園の子どもたちの魅力
最後に、「みなと学園の子どもたちの魅力は?」という質問をすると、すぐにこう答えてくださいました。
「素直な子が多いですね。」
「まっすぐで、すれている子がいない。かわいいです。」
また、日本語教育だけではなく、「文化」や「日本語で話せる友だちとのつながり」を大切にしてほしい、とA先生は話します。
B先生も、
「この頑張りが、将来何かにつながってくれたらいいなと思っています。」
と語ってくださいました。



🌱 教えることは、自分自身を育てること
最後に、「先生として、自分自身が育てられていると感じることはありますか?」と伺いました。
A先生は少し考えながら、
「忍耐かな。あと感情のコントロール。」
するとB先生も、
「“どうやったらうまく伝わるか”をすごく考えるようになりました。」
A先生も笑いながら、
「“こうやったら伝わるんだ!”って、逆に子どもから学ぶこともあるよね。」
「ありますね〜。」とB先生。
子どもたちに教える毎日の中で、先生方自身もまた学び、成長されていることが伝わるインタビューとなりました。
みなと学園には、子どもたちのために見えないところでもたくさん工夫し、支えてくださっている先生方がいます。
その積み重ねが、子どもたちの「学ぶ楽しさ」や「頑張る力」、そして「日本語や日本文化とのつながり」を育てています。
これからも、そんな先生方と子どもたちが作り出す温かな学びの時間を、大切にしていきたいと思います✨

