🍁小学部1年生 本年度初めての書道体験

〜「あき」の文字に心を込めて、日本文化にふれるひととき〜

みなと学園では、日本の伝統文化を“体で学ぶ”体験を大切にしています。
その一環として 書道特別授業 を行っています。

今回、第一回となる書道体験に挑戦したのは 小学部1年生
まだ小さな手で大きな筆を持つ子どもたちの姿は、見ているこちらまで温かい気持ちになる、そんな時間でした。

この日の書道体験では、校長先生が自ら筆の持ち方、腕の使い方、払いの動きなど、基本の「書き方」を丁寧に指導してくださいました。

大きく書かれたお手本を見ながら、子どもたちが真剣な目で一画一画を追う姿はとても印象的で、筆を運ぶ音が静かな教室に心地よく響いていました。


🍂 季節を感じる一文字「秋」

昨年、幼稚部では「へび」の字に挑戦した子どもたち。
今年は1年生の先生方が相談し、季節感を大切にした 「あき」 の文字を書くことにしました。

子どもたちにとって、漢字の持つ意味や雰囲気、言葉の美しさに触れる第一歩です。
紅葉、風、実りの季節を表すこの一文字が、子どもたちの心にどんなふうに刻まれたのでしょうか。


🖌️ 保護者のあたたかいサポート

当日は、学年の保護者の方2名が、道具の準備から片付けまで丁寧に支援してくださいました。
墨汁の扱いは少し難しく、筆や下敷きのセッティングも細かな手間が必要ですが、保護者の協力のおかげで授業はとてもスムーズに進みました。

子どもたちが安全に、そしてのびのびと書道に集中できたのは、この温かい支えがあってこそです。
本当にありがとうございました。


✨ 正座・黙想・筆…ひとつひとつの所作を体験

授業は、まず正座から始まります。

普段の授業とは少し違う“背筋が伸びる空気”。
子どもたちは、先生が示す筆の持ち方や運び方を、目を大きく開いて真剣に見つめていました。

そして、「字を書く前の心を整える時間」として黙想――。
シーンと静まり返った教室に、緊張と期待が混ざった独特の空気が広がります。

筆を持つときの重さ、墨の香り、紙に触れる感覚。
はじめて触れる“本物の道具”が、子どもたちの感性をやさしく刺激しているのが伝わってきました。


🌟 のびのびとした線に込められた想い

「今日は元気よく、太い線で書いてみよう!」
という先生の言葉に、子どもたちは一気に表情をほころばせます。

いざ書き始めると、その集中力は大人顔負け。
筆が紙を走る音だけが聞こえる時間が続きました。

まっすぐな線、ちょっと曲がった線、思い切りがよくて太い線。
どの作品にも、その子らしい“気持ち”がしっかりと表れています。

「見て見て!書けたよ!」
「もう一回書いてみたい!」

そんな声が次々にあがり、書道が初めての子も、緊張しながら挑戦した子も、
みんなが“自分の字を書く”ということを楽しんでいる様子が印象的でした。


🍃 書道が教えてくれること

書道は、美しい文字を書く技術だけでなく、
心を落ち着けること・集中すること・自分を表現すること を教えてくれます。

墨で真っ白な紙に向かう時間は、子どもたちにとって特別なひととき。
書いた作品は、一人ひとりがその瞬間に感じた気持ちと向き合った証です。

今回の体験を通して、
「日本文化って楽しい!」
「また書いてみたい!」
という気持ちが子どもたちの中に芽生えてくれたなら、とても嬉しく思います。


🍁 おわりに

1年生にとって初めての書道体験は、日本文化への入り口をそっと開く、温かく豊かな時間となりました。

子どもたちが、季節の移ろいを感じながら筆を動かしたこの経験が、
これからの学びの中で小さな自信や興味へとつながっていくことを願っています。